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【GLORY】久保政哉が専属契約、8・25中国大会に出場決定

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2018/08/15(水)UP

GLORYと専属契約を結んだ久保政哉(左)

 日本のキックボクシング&ムエタイ団体『REBELS(レベルス)』に出場している久保政哉(25=PHOENIX)が、ヨーロッパ最大のキックボクシング団体『GLORY(グローリー)』と専属選手契約を結んだことが分かった。

 久保は元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者・梅野源治、元J-NETWORKライト級王者・前口太尊、元REBELS-MUAYTHAIライト級&スーパーライト級王者・ハチマキらを擁する東京の名門ジム「PHOENIX(フェニックス)」に所属。サウスポーの構えから繰り出す、強烈な左の蹴りを最大の武器とする選手だ。

「ノックアウト・オブ・ザ・ナイト」に選ばれた久保政哉の左ハイKO

 GLORY初参戦は昨年10月。中国・広州市で開催されたナンバーシリーズ大会『GLORY 46』のフェザー級トーナメント(4人制)に出場すると、1回戦で優勝候補チェンチェン・リー(27=中国)を左ハイ一閃、1R2分50秒でKO勝ち。

 決勝では現在GLORY世界フェザー級10位にランクインする強豪チェンロン・ジョン(19=中国)に判定で敗れたものの、ローブローを受けながらも最後まで手数と闘争心を落とさず白熱の攻防を繰り広げ、敵地の観客を沸かせた。

 久保はこの大会の「ノックアウト・オブ・ザ・ナイト」を受賞し、さらに決勝のジョン戦は、ヘビー級頂上決戦とも謳われたリコ・ヴァーホーベンvsジャマール・ベンサディックなどのビッグマッチを押さえ、2017年度の「GLORYファイト・オブ・ザ・イヤー」に選出。その戦いぶりは大きなインパクトを残した。

久保(右)とジョン(左)のフェザー級トーナメント決勝戦は、2017年度の「GLORYファイト・オブ・ザ・イヤー」に輝いた

 日本凱旋試合となった今年6月の『REBELS.56』でも、元WPMF日本スーパーライト級王者の潘隆成(ぱん・りゅんそん)を相手に、白熱の攻防を繰り広げてドロー決着に持ち込み、その成長ぶりをうかがわせている。

 その久保がGLORYと専属契約後の初陣を、8月25日(土・現地時間)に中国・広東省深セン市の深セン湾スタジアムにて開催される『GLORY 57』で迎える。対戦相手は先のトーナメント1回戦でKO勝ちした相手であるリーだ。

 久保は自身のSNSを通じ、「この度、GLORYと複数契約から専属契約を結ぶことになりました。多少の縛りがでてきますが、しばらく海外が主戦場になります。僕にその実力が伴っているかといわれたら微妙な所ですが、存分に暴れてきます!」と意気込みを綴っている。

 現在、GLORYの最激戦階級でもあるフェザー級には、王者ロビン・ファン・ロスマレン(28=オランダ)を筆頭に、セルゲイ・アダムチャック(28=ウクライナ/同級1位)、ペッパノムルン・ゲッムガーオ(23=タイ/同級2位)、ケビン・ヴァン・ノーストランド(31=アメリカ/同級3位)、ファビオ・ピンカ(34=フランス/同級7位)ら、名立たる強豪が上位ランキングにひしめく。

 これに『シュートボクシング』のS-cup65kg世界トーナメント優勝者ザカリア・ゾウガリー(23=オランダ/同級9位)、『K-1』でも活躍するマサロ・グランダー(24=オランダ/同級11位)、ベイリー・サグデン(20=イギリス/同級13位)、先述のチェンロン・ジョンなどがホープとして続き、久保も15位にランクインしている。GLORYで唯一の日本人選手となった久保が、世界の大舞台でさらなる飛躍を目指す。

Glory Sports International
「GLORY 57」
2018年8月25日(土・現地時間)中国・広東省深セン市 深セン湾スタジアム

<決定対戦カード>

▼フェザー級 3分3R
久保政哉(25=PHOENIX/GLORY世界フェザー級15位)
vs
チェンチェン・リー(27=中国/GLORY世界フェザー級22位)

Photo by James Law, GLORY Sports International

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