2021/10/31（日）UP
（最終更新：2021/10/31 06:47）

レスリング日本王者・原口が柔術黒帯の寝技師・岡澤と対決

　11月6日（土）に東京・USEN STUDIO COASTで開催される格闘技イベント『VTJ 2021』の追加対戦カードが発表された。

　2019年全日本レスリング選手権で70kg級優勝・原口伸（BRAVE）が参戦。70.3kg戦（5分2R）で、佐山道場の寝技マスター・岡澤弘太と対戦する。

　原口は幼少時からレスリングを始め、国士舘大学時代の18年にはフリースタイル70kg級3位、19年には見事優勝を果たした。アジア選手権代表日本代表となり、世界選手権の切符も得ていたが、新型コロナウイスルの影響で世界大会は中止に。

パウンド連打でMMAデビュー戦を勝利した原口

　今年3月に大学卒業すると、以前から強い関心のあった総合格闘技（MMA）への道へ。就職を選ばず、元五輪レスラーでもある宮田和幸主宰のBRAVEの内弟子となった。実兄で、9月にGLADIATORフェザー級王者となったばかりの原口央もまたBRAVEの内弟子だ。
　9月のGRACHANでデビューすると、天理大学柔道部出身で柔道17年の相手にテイクダウンからのパウンドで圧倒し、1RTKO勝利した。

腕十字で一本勝ちする岡澤＝１６年

　対する岡澤はMMA25戦を超えるベテラン。06年にZSTでデビューすると、08年からは5連勝。パンクラスに戦場を移し、ランカーとして活躍した。13年にはシュートボクシングでアンディ・サワーと拳を交えたこともある。
　17年に現ZST王者・小金翔に判定負けした後、リングからは離れていたが、MMAの父・修斗の産みの親である佐山聡創始が主宰する佐山道場に移籍すると、その実力が更に開花。今年7月に修斗に初参戦するとエドモンド金子に判定勝利した。

　現在柔術黒帯で、09年の全日本柔術選手権では、紫帯レーヴィ級決勝でクレベル・コイケに勝利し優勝している。

　原口はSNSで「ぶっ倒します」と意気込み。岡澤は「新しい岡澤弘太を見せます」と佐山道場へ移り新生したファイトを見せると燃える。レスリング全日本王者で若さと勢いのある原口か、実績と経験、卓越したグランドコントロールとサブミッションの岡澤か。

　なお原口の兄・央も今大会に出場し、宇野薫と対戦する。

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