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井岡一翔、”超攻撃型”IBF王者マルティネスとの統一戦が決定「最終的にはKOで」=7.7両国

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2024/04/22(月)UP

井岡一翔が強敵・マルティネスと統一戦

 7月7日(日)東京・両国国技館にてプロボクシングWBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(35=志成)と、IBF王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)との統一戦が行われることが22日、都内の会見で発表された。
 井岡は”超攻撃型”王者マルティネスに「打ち勝ち、最終的にはKO」を目指したいと意気込んだ。

【フォト・動画】マルティネスの強打で耳が”破裂”、血がカメラに飛び散る!=前戦

井岡は昨年大晦日、ぺレスにKO勝利

 井岡は昨年大晦日にホスベル・ペレスに7回KO勝利し、初防衛に成功。試合後は以前から熱望していたエストラーダ戦に動くも、交渉はまとまらず、今回の統一戦へと切り替えることになった。2度目の防衛戦となり、戦績は31勝(16KO)2敗1分。

 マルティネスは22年2月、9度の防衛に成功していたヘルウィン・アンカハスに判定勝利し王座獲得。初防衛戦でのダイレクトリマッチも制した。
 前へ前へと出るアグレッシブかつ打たれ強いファイターで、強烈な左フックを得意とする。今回は3度目の防衛戦となり、戦績は16戦無敗(9KO)。

 井岡は会見で「黒星の中でもIBFのタイトルマッチで負けを喫している。4団体の中でも持っていないタイトルなので1ボクサーとして獲りたい」と意欲を見せる。

 井岡は14年5月、IBFフライ級王者アムナット・ルエンロンに挑戦も、2-1惜敗で奪取を逃した。4階級制覇しつつもIBFのベルトだけは持っていない。

マルティネス(右)は前戦、強打で相手の耳を破裂させた @fernandopumamartinezz

 マルティネスの印象について井岡は「距離が近いファイタースタイル。打ち合えて接近戦が強い」とコメント。
 試合では「彼の得意とする距離でも打ち勝たないとまとめることが出来ない。前回の試合のパフォーマンスは自信にも繋がった。積極的に攻め、最終的にはKO出来たらいい」と相手の土俵でも打ち勝ち、KOを目指したいと言う。

 また5階級制覇について尋ねられると「この階級でエストラーダ選手もいるし、戦いたい選手もいる。まだ先のことで、強い気持ちも無い」とスーパーフライ級でやるべきことがあるとする。

 さらに「 自分としてはベルトに興味があるのではなく、興味がある選手と戦いたい。まずはこの試合で戦いたい相手と戦えることを証明し、その後にエストラーダ選手と3団体統一が出来ればいい」とエストラーダ戦は諦めていないと語った。
 井岡は来月からラスベガスでキャンプに入る。

 相手のマルティネスは、井岡について「普通のライバルで、怖いという気持ちはない」と物怖じせず。
 今回の統一戦は「本当に長いこと待ち望んでいた」と語り、試合では「自分の良さを全て出した試合をする。血を呼ぶかもしれない」と激闘を宣言。
 
 続けて「自分のスタイルは脚を使って逃げたりしないもの。正面から戦って、スベクタクルな試合をする。アルゼンチンのためにタイトルを持って帰る」と強気に意気込んだ。

 なおこの試合はABEMAにて独占無料生中継される。

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