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【JFKO】白蓮会館が2階級制覇、元ムエタイ王者・秋元は悲願の初優勝

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2017/05/14(日)UP

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新極真会の亀山(左)と白蓮会館の山口(右)の決勝戦となった重量級。場内を熱狂させる大接戦となった

JFKO全日本フルコンタクト空手道連盟
「第4回全日本フルコンタクト空手道選手権大会」
2017年5月14日(日)エディオンアリーナ大阪

第1回大会から新極真会の選手が独占してきた男子重量級王座を白蓮会館の山口(右)が初制覇

 フルコンタクト空手のオリンピック種目化を目指して設立された、国内294流派・会派が加盟する全日本フルコンタクト空手道連盟(JFKO)の4回目となる全日本選手権大会が開催された。

 今大会には過去最多となる390名(男子296名、女子94名)がエントリーし、13日(土)と14日(日)の2日間にわたって男女それぞれ4階級のトーナメントで王座が争われた。

 今大会には第1回4階級、第2回6階級、第3回5階級を制覇してきた新極真会が、今年7月に『第6回全世界ウエイト制空手道選手権大会』を控えているため、同会所属の日本代表である主力選手が不参加。そのため女子軽量級以外は昨年の優勝者が出場しないため、大混戦が予想された。

男子中量級では白蓮会館の福地(右)が新極真会の緑(左)を破って優勝。下段カカト蹴りを決める福地

 その予想通り実力伯仲の熱戦が繰り広げられた中、ひときわ気を吐いたのが関西フルコンタクト空手界の雄・白蓮会館だ。

 まず中量級で福地勇人が緑武士(新極真会福岡支部)と決勝を争った。福地は2012年5月の新極真会主催『第29回全日本ウエイト制空手道選手権大会』の軽量級に出場し、決勝で武士の兄・強志を破って他流派ながら優勝。5年後に同じ会場で兄弟のリベンジ戦を受けて立つ形となったが、持ち前のスピードと蹴り技で緑を破りJFKO初優勝を飾った。

元キックボクサーの秋元(左)が3度目の挑戦にしてついに軽量級の頂点へ。決勝で寺崎に飛びヒザ蹴りを放つ

 そして重量級では、山口翔大(白蓮会館)と亀山真(新極真会福岡支部)が決勝で対戦。2度の延長戦にわたって接戦が繰り広げられ、観客が大いに盛り上がる中、最後の判定(主審と4人の副審)は3-2と割れて山口が勝利を収めた。

 山口は白蓮会館全日本選手権で3度優勝、2016年WKO(世界組手連盟)世界選手権無差別級優勝など数々の実績を誇る白蓮会館のエースで、今年3月に開催されたKWF(世界極真連盟)主催の『国際オープントーナメント カラテグランプリ2017』重量級で優勝。またもビッグタイトルを手にしたことになる。

各階級の優勝者たち。(前列左から)菊川、富野、新田、久保田(後列左から)秋元、福地、森田、山口

 また、福地は試合後のインタビューで「自分の中で一番レベルが高いと思っているのは新極真会の無差別全日本大会。そこへ白蓮会館全体で挑戦して行きたいと思います」と、次なる目標を掲げた。

 他の注目選手では、元WBCムエタイ日本フェザー級王者で19勝(10KO)無敗で引退した元キックボクサーの秋元皓貴(七州会)が、3度目のJFKO挑戦で悲願の軽量級初優勝(第2回準優勝、第3回3位)。女子軽量級は過去3連覇を成し遂げている“絶対女王”菊川結衣(芦原会館)が今年も盤石の強さを見せ、4連覇を達成した。

男子重量級で優勝した山口を称える緑健児JFKO理事長

 なお、初めて全階級で優勝を逃した新極真会の緑健児代表は「主力選手がいなくても全階級制覇という高い目標を掲げていましたが、この惨敗は多少予想はしていました。この現実をしっかりと受け止めてまた頑張っていきたい。一部の支部の選手だけではなく全体のレベルを上げていくための選手育成について、組織で話し合っていきたいと思います。この結果を受け止め、また私たちは強くなっていきます」と、巻き返しを誓った。

●次ページからは各階級の決勝戦

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