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【GLORY】ペレイラがダウン奪って新旧王者対決に圧勝、3度目の防衛果たす

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2018/09/18(火)UP

ペレイラ(右)が打点の高いヒザ蹴りでマーカス(左)を苦しめる

Glory Sports International
「GLORY 58」
2018年9月14日(金・現地時間)アメリカ・イリノイ州シカゴ シアーズ・センター
Photo by James Law, Glory Sports International

▼メインイベント GLORY世界ミドル級タイトルマッチ 3分5R
○アレックス・ペレイラ(31=ブラジル/GLORY世界ミドル級王者)
判定5-0 ※48-46、48-46、49-45、49-45、50-44
●サイモン・マーカス(31=カナダ/元GLORY世界ミドル級王者、現同級1位/挑戦者)
※ペレイラが3度目の防衛に成功。

 両者は昨年10月のGLORY世界ミドル級タイトルマッチで一度拳を交えており、その時はペレイラが判定勝ちでマーカスから王座を奪取している。今回は再びタイトルマッチで立場を入れ替えての対戦だ。

 ペレイラは昨年12月と今年7月の防衛戦でオランダの強豪ユースリー・ベルガロウ二からの挑戦を2度に渡って退けた。昨年9月の試合から4連勝を飾っており、絶好調の勢いのまま今大会で3度目の防衛を目指す。

 一方のマーカスは今年3月の再起戦でザック・ウェルズに格の違いを見せつけての勝利。8月にはジェイソン・ウィルニスとの元GLORY世界ミドル級王者対決も制し、今大会での王座奪還のチャンスを得た。

 1R、蹴りを飛ばし合う展開から、ペレイラが一気に間合いを詰めての左フック。マーカスが即座にガードを上げると、ペレイラは空いたボディにヒザ蹴りを突き刺す。マーカスも負けじと左ジャブから体ごと投げ出すように右フック。これをペレイラはカウンターの左フックで迎え撃つ。両者はパンチを交錯させながら、クリンチでヒザ蹴りも打ち合った。

 2R、接近戦が増え、マーカスがクリンチからの一瞬の離れ際にワンツー。ペレイラはこれを素早いヘッドスリップでかわすと同時に左フックを叩き込む。強打を受けたマーカスは体が横へ流れるが、すぐさま頭を下げながら踏み込んで右フックをフルスイング。ペレイラは間一髪のところでかわすと即座に左フックを返す。

 3R、開始早々にワンツー、左フック、顔面ヒザ蹴りのコンボで仕掛けるペレイラ。マーカスはいったんクリンチに逃れるが、離れ際にペレイラの左フック、左アッパー、顔面ヒザ蹴りを強打される。いったん距離を取って左右ミドルを返すマーカス。ペレイラは左ジャブからバックスピンハイを放つがこれは届かず。押され気味のマーカスも終了間際にペレイラの左前蹴りをキャッチしながら左フックを叩き込む。

 4R、マーカスのクリンチに手を焼くペレイラであったが、残り30秒の離れ際に左フックをヒットさせる。これを効かされたマーカスが下がると、ペレイラは顔面ヒザ蹴り、左フック、左ハイで追撃。マーカスは強引に前に出て左右フックを返すも、ペレイラにカウンターの左フックを振り抜かれてついにダウンを喫してしまう。ヒザから崩れ落ちたマーカスはなんとか立ち上がり、残り10秒はペレイラのパンチと顔面ヒザ蹴りの猛攻に耐え抜く。

 5R、後がないマーカスは左ジャブから右フックを振るおうとするが、ペレイラにカウンターの左フックで狙われてクリンチ。マーカスはペレイラに密着しながらの左右フック連打でなんとか突破口を開こうとするが、一瞬の離れ際にやはり左フックを被弾してしまう。マーカスの渾身の右ハイと左フックをペレイラがしっかりとガードしたところで試合終了となった。

 ダウンを奪ったペレイラが大差の判定勝ちで、マーカスを返り討ちにするとともに3度目の王座防衛に成功。試合後の勝利者インタビューで、ペレイラは「自分はチャンピオンとしてどんな相手でも迎え撃つつもりだ。サイモン・マーカスは素晴らしい選手だし尊敬している。だが、以前に戦った時、いくつか彼の弱点を見つけた。だから今回は落ち着いて忍耐強く、そこを突いたんだ」とコメント。さらにインタビュアーからその仏頂面を解いて欲しいとリクエストされると、ペレイラはこの日一番の笑顔を返した。

▶︎次ページ:ヘビー級トップランカーがダウン奪って完勝

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