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稽古でも”顔面&金的!”極真護身空手が5月の全日本へ向け、稽古会「K-1よりも面白くしてゆく」(浜井会長)

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2023/03/22(水)UP

痛くないグローブを使った極真護身空手の練習会が行われた

 3月21日(火・祝)極真護身空手道の合同稽古会が、主催した極真力謝会の浜井識安会長の呼びかけで行われた。極真護身空手道とは、手技による顔面攻撃が無いフルコンタクト空手ルールではなく、痛くないグローブと金的カップで、顔面突きと急所攻撃を可能にしたもの。今回の稽古会は、5月に行われる第二回全日本大会の練習も兼ねたが、新たな稽古会の参加者に、この競技に体験してもらうことにもあった。

【写真】昨日の稽古会でなんと金的蹴りを練習!全日本王者たちのスパーリングも

 東京池袋にある大山倍達が昭和39年に建てた極真会館旧本部道場。そこに極真空手をはじめフルコンタクト空手の諸流派40名が集まった。
 呼びかけ人の浜井会長の指導の元、通常の基本稽古や、フルコンタクト空手ルールのスパーリングが行われたが、特筆すべきは顔面・金的ありの極真護身空手の体験だ。

下段の内回し蹴りを指導する浜井会長

 通常の基本、移動稽古の他、金的蹴りをみんなで行う。
 浜井会長は「極真空手家が護身空手ルールで戦うとき。いつもの極真空手の稽古で97パーセントはカバーできている。後は金的の3パーセントを加えるのみ」と、金的攻撃の重要性を強調する。

 さらには金的を狙うための、コンビネーションも指導。顔面への突きからスムースな足運びでの金的蹴りや、オーバーハンドのフックの軌道から、鉄槌による金的突きなど様々なパターンが紹介され、反復稽古を行った。

顔面と金的の両方をガードする参加者

 その後は希望者による、“痛くないグローブ”ドラグローブや、頑丈な特殊ファールカップを装着してのライトスパーリングが実地された。

 参加者には、昨年5月に行われた極真護身空手・第一回全日本2位の山本雅樹や、3位・宮原穣も加わり、ドラグローブ初体験の空手家たちと拳を合わせた。

 浜井会長は「極真護身空手ルールは、極真が大山道場時代から元々やっていたの稽古を元に戻したもの。今日は極真の原点に戻って、一番最初のこの場所で稽古会を行った」と語る。

倒れた相手への金的突きも有効だ

 そして「護身空手ルールは、(金的攻撃もあり)旧K-1のシュルトやアリスターも倒せる空手。K-1よりも面白くしていく」と意気込んだ。

 今回の参加者40名から、先述の山本、宮原をはじめ、KWU極真世界大会で優勝した岩澤寿英ら約2割の選手が、5月の全日本へ参戦する。
 昨年の第一回大会では、プロキックボクシング王者や元ムエタイ世界王者、伝統派空手など強豪が多く集結した。優勝したのは剛柔流の吉田開威だったが、今回はどのような面子が集まり、極真空手家たちはどのような活躍を見せるか。

▶次のページ:【写真】昨日の稽古会でなんと金的蹴りを練習!全日本王者たちのスパーリングも

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