2024/01/10（水）UP
（最終更新：2024/01/10 22:43）

大岩（左）と弘輝（右）実力者対決が決定

　2月24日（金）東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.158』の対戦カード第二弾発表会見が10日、行われた。[Krushライト級 3分3R延長1R]の一戦で、大岩龍矢（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）vs弘輝（WORLD TREE GYM）が発表され、大岩はスーパーフェザー級時代を含め、通算3度目となるKrush王座挑戦へ向け「最後の挑戦、落とせない」と意気込む。

【動画】大岩が篠原悠人にパンチで衝撃KO！／弘輝がカーフキックで沈める

会見の大岩

　大岩は武尊の盟友で、頑丈なフィジカルとパンチが持ち味のファイター。昨年6月には、横山朋哉とダウンを奪い合う激闘も判定で敗北。その後ライト級に上げると、初戦の12月のK-1では篠原悠人相手に1R KO勝利した。

　対する弘輝は関西を中心に活動し、思い切りの良い倒せる攻撃が持ち味の選手。22年12月は地元の大阪で篠原悠人に判定負けを喫するも、今年9月にはKO勝利で再起を遂げた。

　会見で大岩は「弘輝君が一番面白い試合を出来るし、気持ちも強い。良い打ち合いが出来るのかな」と好試合を予測。
　さらに「（Krushライト級の）ベルトを獲るためにいきなりタイトルマッチは出来ない。存在感を一発示すかな」と意気込んだ。

打ち合い宣言の弘輝

　一方の弘輝は大岩について「試合をしてみたかった。（大岩より自分が）上回る部分は、全部。この試合で打ちあって、ぴょこぴょこするような“うまい”試合ではない、僕が好きだったクラッシュを見せる」と打ち合い宣言だ。

　大岩も「自分も上回る所は全部。打ち合いは負けたくない」と同様の答え。さらに「ライト級に上げ、Krushの取れなかったベルトに最後の挑戦だし、一戦一戦落とせない」と弘輝を倒し、タイトルマッチを見据える。

　今大会のメインは同階級のタイトルマッチで、王者・里見柚己と伊藤健人が争うが、宮田Pは「この2人は実績で里見選手や伊藤選手を上回る部分もある。次の挑戦者を決めるにふさわしい戦」と事実上の挑戦者決定戦と示唆していた。

　最後に弘輝が「これで僕がパコーンと勝ったら、（地元である）大阪大会のメインをやらせてください」とまだ未定のKrush大阪大会の早くもメインの座の予約を要求する。
　すると大岩も「僕が勝ったら、名古屋でタイトルマッチ」とこちらも地元大会を希望する。
　宮田Ｐは「考えます、でもそういうのもいいよね」と前向きに考えると返答した。

　今回良い勝ち方をし、地元にタイトルマッチを持ってこれるのはどちらか。

KNOCK OUT王者・乙津（右）が殴り込み、テクニシャンの齊藤（左）が迎え撃つ

　またバンタム級戦（3分3R延長1R）ではKNOCK OUT-RED同級王者の乙津陸（クロスポイント大泉）が参戦。6勝（2KO）1敗の齊藤龍之介（ドージョー☆シャカリキ）と対決する。

　KNOCK OUTからK-1グループには、乙津に先んじて、元同級王者で乙津と1勝1敗の心直が参戦。昨年9月のK-1では池田幸司に、11月のKrushでは壬生狼一輝にそれぞれKO負けしている。

意気込む乙津

　乙津は「心直が2回連続KO負けして、KNOCK OUTチャンピオンはこんなもんかと思われてる所あるんで。本当のチャンピオンは俺なんで、証明しようか」と汚名返上を誓う。
　さらに「もちろんKOで。倒せるバンタム級を見せる。（現Krush王者の）池田選手を狙い目にしていきたい」とKOで勝利し、池田のベルトを見据える。

　一方の齊藤は「メリットしかない、普通に美味しいかな。自分は蹴りが得意なのでバンバン蹴りで完封、いやKOを狙います」とこちらは蹴りを武器にKO宣言した。

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