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寺地拳四朗、傷だらけの顔で会見「相手は強かった、一杯いっぱいで必死だった」

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2024/01/24(水)UP

試合後会見に挑んだ寺地、僅差勝利で被弾多く、顔に多くの傷をつけた

 1月23日(火)エディオンアリーナ大阪にて開催されたプロボクシング[WBC・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ]では王者・寺地拳四朗(32=BMB)が、挑戦者で元世界王者、現WBA1位のカルロス・カニサレス(30=ベネズエラ)に大苦戦!2-0(113-113、114-112×2)の僅差で判定勝利しWBAをV3、WBCはV4を達成。試合後、傷だらけの顔で会見場に現れた。

【フォト】傷だらけの顔の寺地!試合で被弾、ダウンの応酬の激闘のシーン

 寺地は2回にダウンを奪った右フックは「何で倒れたのかわからなかった」とし、3回にダウンを奪われたことについては「そんなダメージをのころという感じではなかった。一瞬フラッシュみたいな感じで。そこは結構冷静だったと思います」と大きなダメージは無かったと語った。

寺地がボディ効かせる

 戦い方については「ボディも当たっていたが、なかなか落ちてくれないというのがあって、(相手が)後半30秒で出てきて…。まぁ向こうの作戦にはまったのかな、僕が後半少し緩くなってたのかな、というのもある。そこは映像を見て修正したい」と反省した。

 カニサレスはラウンド中盤まで寺地が有利でも後半は盛り返し怒涛のラッシュ、寺地が防戦一方となり何度かピンチを迎えた。

カニサレスはラウンド終盤に攻め!

 ラスト2R、被弾を避け足を使ってアウトボクシングで戦った。これはセコンドの指示だという。寺地は「そこはしっかり守りました。打ち合うより確実にポイント取れるのかなと」。会見に同席した加藤トレーナーは11Rから「相手に触らせるな、空間をあけろ」と勝ちに徹するボクシングを指示したと語った。

 それだけ、相手に攻める力はあった、想像以上だったと加藤トレーナーも認める。寺地は「相手は強かった。僕も一杯いっぱいで必死で戦った」と相手の強さを認めた。

 今後については「まだ先のことは考えていない、今は一度、加藤さんと、この試合を見て反省し、いいところを見つけたい」と語った。

 この試合で得るものもあったという寺地。これで世界14勝目で目標である具志堅用高の連勝記録に並び歴代日本記録3位に。次戦、それを超えるかに注目される。

▶︎次のページは【フォト】傷だらけの顔の寺地!試合で被弾、ダウンの応酬の激闘のシーン

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