【ONE】魔裟斗、引退示唆の武尊に「もったいない、まだ強くなる」

2024/01/30（火）UP
（最終更新：2024/01/30 13:05）

　1月28日（日）東京・有明アリーナで開催された『ONE 165』のメインイベントでは、武尊（team VASILEUS）がONEフライ級キックボクシング世界王者スーパーレック・キアトモー9（タイ）のタイトルに挑戦し、激闘を繰り広げるも判定負けを喫した。
　そして昨日29日、試合の解説も務めた魔裟斗が自身のYouTubeを更新。試合後に引退を匂わせた武尊に「もったいない、まだ強くなる」とコメント。魔裟斗が語ったその内容とは。

【フォト】武尊とスーパーレックの激闘！魔裟斗の振り返り動画も

　試合は前半2Rまでに、スーパーレックの右ローキックを多く被弾した武尊がダメージを負う。それでも、3Rには武尊が怒涛のパンチ連打でスーパーレックを追い込む場面を見せた。お互い死力を尽くした戦いとなったが、ヒザ蹴りとローで主導権を握ったスーパーレックが判定勝利を収めた。

　試合後のマイクで武尊は、「僕ができる限界はこれまでです。これ以上は体を作れません」と涙ながらに引退を示唆。
　魔裟斗はそのことについて「若い頃はキックの練習プラスフィジカルをやって、ボクシングの練習もやってとか色々プラスにしてきたんだけれど、ここからは俺の経験上はマイナスにしていく。年齢的に（武尊も）32だから、必要ないものは削ぎ落として大事な物だけに集中して短い時間でやるトレーニングに変えていくと、俺はまだ武尊は強くなると思う。引退を匂わせたけれど、まだやれる。まだ強くなれるんじゃないかな」と年齢に合わせてトレーニングのやり方を変えることで、更なる成長の余地があると話す。

　続けて「まだロッタンという相手がいるんだよ。だから今辞めるのはまだもったいないと思うな。ロッタンに勝てば、スーパーレックとの3強みたいな感じで面白い。（今後）やるやらないは武尊の気持ち次第だけど」と武尊の気持ちを尊重しながらもロッタン戦へ期待を込めた。さらに動画では、魔裟斗が試合の分析も行なっている。そちらは是非とも映像で確認していただきたい。

　また、武尊は昨日SNSを更新し脚の筋断裂を報告。今後に関しては「少し休んで自分の中で答えを出して、また報告させて頂きます」としていた。チャトリCEOも武尊に「アンビリーバブルなファイトだった」と伝え、スーパーレックとの再戦を打診したことを明かしている。まずはゆっくり体を休めて欲しいが、魔裟斗の願い通り武尊の再起を期待したい。

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