サラリーマンボクサー阿部麗也が計量パス！オッズ不利もベルトを指差し”俺のものだ”とアピール

2024/03/02（土）UP
（最終更新：2024/03/07 18:20）

　日本時間3日（現地時間2日）に米ニューヨーク州ベローナにて開催のプロボクシング［IBF世界フェザー級（57.1kg以下）タイトルマッチ］の前日計量が行われ、王者ルイス・アルベルト・ロペス（30＝メキシコ）は300gアンダー56.8kg、同級1位・阿部麗也（30＝KG大和）は100gアンダーの57.0kgでパスし、互いに鍛え上げたマッスルポーズを決めた。

【フォト】王者と阿部の互いのマッスルボディ、身長では阿部が有利

　オッズでは阿部が大きく不利。しかしフェイスオフでは阿部がベルトに指を差すポーズで「このベルトは俺のものだ」というゼスチャー。王者は笑顔で指を横に振り、「それは違う」というゼスチャーを決めた。

　王者ロペスは“メキシコ版ハメド”とも呼ばれる強敵で、オッズも7倍差。しかし阿部は「その上を行くボクシングをする」と自信を持ち、KO勝利も視野に入れる。果たして勝てるのか。

　オッズはかなりの王者有利で、海外ではイーファイト調べでは6倍だが、この試合を生中継するWOWOWの番組ページではオッズの差は7倍と記載されていた。これまでのキャリアに加え、阿部は海外初試合であり、王者はアウェイで勝利し続けている状況もある。

　ロペスは阿部について、海外メディアのインタビューで「阿部のフットワークを無力化する必要があり、よく動く長身のサウスポーと練習を重ねている。序盤で彼を捉えるのは難しいだろうが、ノックアウトで勝てる」とKO勝利に自信を持つ。

　一方の阿部は「フットワークとかは負けないと思う。相手が予想のつかない動きをしても、その上を行くボクシングをして勝ちたい」と意気込む。
　また自身のYouTubeでは「前に出るロペスをいかに捌けるか。手ごたえは掴んでいる。序盤でペースを渡さず、中盤からどうペースを取れるか」と、序盤が鍵だと言う。

　阿部は続けて「ロペスは8、9R中盤の後半あたりから緩む。打ち終わりやガードの隙間から、左ストレートが火を吹くかな」とKO勝利も視野に入れているようだ。

　身長・リーチでロペスは163cm・169cmに対し、阿部は172cm・175cmと大きく上回る。
　変則強打のロペスを下し、長谷川穂積以来14年ぶりに、日本人によるフェザー級世界王座の戴冠なるか。

◆選手データ
ルイス・アルベルト・ロペス　出身地：メキシコ　生年月日：1993年8月21日　年齢：　30歳　戦績：31戦29勝（16KO）2敗　KO率：52％　身長／リーチ：163cm／169cm　スタイル：右ボクサーファイター型

阿部麗也　出身地：福島県（日本）　生年月日：1993年3月25日　年齢：30歳　戦績：29戦25勝（10KO）3敗1分　KO率：34％　身長／リーチ：172cm／175cm　スタイル：左ボクサー型

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ロペスvs阿部麗也、ホルマトフvsフォードを生中継

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