2024/03/22（金）UP
（最終更新：2024/03/22 12:26）

朝倉未来（左）vs平本蓮（右）が遂に実現

　7月28日（日）『超RIZIN.3』（さいたまスーパーアリーナ）にて、［RIZIN MMAルール：5分3R（66.0kg）で朝倉未来（31=JTT）と平本蓮（25=剛毅會）が対戦するが、先日2人が出席した記者会見の様子と舞台裏映像が、22日にABEMA 格闘【公式】YouTubeチャンネルで公開された。

【動画】朝倉未来がYA-MANにパンチでKO負け、コーナーに沈んでいく瞬間

　この動画で朝倉は、会見が終わった後、タクシーの中で「平本みたいなレベルの低い奴と、試合を組んでもらえること自体がラッキーで、楽な相手。斎藤選手に負けて、YA-MANにMMAで勝っただけでしょ？全然負ける気しないですけどね。俺はもうこの4ヶ月間、死に物狂いで、過去最高の仕上がりで臨むので、その状態の俺はフェザーのトップと遜色ない」とこれまでフェザー級で多くの強豪と対戦し、RIZINを引っ張ってきた自負があるとし「3勝3敗の平本とはやってきた相手が違う。実力の差を見せますよ」とコメントした。

　平本は、かねてより朝倉との対戦を望み、4年越しの挑発でようやく実現した。

　先日の会見後に平本は、朝倉未来が昨年11月のYA-MAN戦（OFG着用のキックマッチ）でKO負けを喫したことを振り返ると「YA-MANにあんな風にやられて、自分がああいう風に総合格闘技で（朝倉未来を）倒したかったのに、後からキックデビューしてきたハイエナみたいな奴に、まさかのMMAじゃなくて、そいつは人気になるために朝倉未来に媚び売ってくっついてきたのに、そんなハイエナにKOでやられて、俺からしたら何なんだよコイツって思うじゃないですか」と話す。

「自分は正々堂々キックでやるのはダサいと思ったからMMAに来て、時間がかかるのは分かっていたけど自分が朝倉未来を引退…というか、どこかで試合を追いついてやりたいと思っていた時に、（朝倉は）身内とキックの試合をやり始めて、初めて自分のKO負けシーンを映像で流したんじゃないですか？ふざけてるな、バカだなと思ったんですけど」と複雑な思いを抱いたようだ。

　続けて「だから俺も負けたら引退します。正義のKO勝利をします」と意気込んだ。

　4年前の20年4月、MMAデビュー戦前の平本は自身のYouTubeチャンネルに『朝倉未来をぶん殴ってみた』と題した動画を投稿（※現在はこの動画は削除されている）。未来の写真を貼り付けたサンドバックに、強烈な右ストレートを打ち込み、挑戦状を叩きつけた。しかし、未来はこの挑発に対しRIZINリングでなく、どこかのジムのリングでの“YouTubeマッチ”の提案で切り返していた。ここから両者の遺恨は始まった。

　昨年1月には平本の過激すぎるSNSでの迷惑な挑発に朝倉が訴えるとSNSで発言。
それに対し平本は「朝倉未来格闘家で訴えるとかめちゃくちゃダセーな。戦って決着つけろよ。全然訴えてこいよ、鼻デカ未来。裁判の様子とかYouTubeで余裕で元取れちゃうしね。」と書き込んだ。以降、法廷闘争にはならず、やや沈静化したものの、平本の朝倉発言は度々続いていた。

　平本にとっては因縁のマッチ、打撃では平本の声も高い。剛毅會、岩﨑宗師の戦略もある。MMAでの経験値では朝倉が圧倒するが、平本側は4か月でどう戦略を組立てていくか。今後取材も進めていきたい。

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