ネリをKOしたフィゲロア、井上尚弥の有利を予想「ネリには多くのKOの穴がある」

2024/05/03（金）UP
（最終更新：2024/05/05 06:46）

　5月4日（日本時間５日）米ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナにて行われるで行われるプロボクシング［WBC世界フェザー級暫定タイトルマッチ］で初防衛戦を控える王者ブランドン・フィゲロア（米国=27）が、海外メディアのインタビューで「井上尚弥vsネリ」戦について「ネリには多くのノックアウトホールがある」と井上の有利を予想した。フィゲロアは21年にネリをボディで沈めKO勝利している。

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　インタビューで、井上vsネリの試合について聞かれると「井上はまさしく
”完璧”なファイターだね。そしてネリは、僕が対戦した時に、たくさんの穴を見つけたんだ。穴が口を出すのを待って、そこを突いた。ひとたび彼に疲労が蓄積されれば、たちまり彼はやられてしまう」と井上が自分と同じように、ネリの穴をついて勝利するだろうと予測した。

　また「井上には敬意を払わなければならない。ネリは人をイライラさせるのが好きなようだが」とネリの井上への態度を非難、さらに「井上と（自分の）試合が実現すれば、ドリームファイトになるだろう」とゆくゆくは井上と戦ってみたいとも語った。

　フィゲロアは昨年も井上との対戦を希望していた。今回、ベテランのマグダレノも倒し、井上がフェザー級に上げた時に王者として待ち受けるか。

　さて、日本時間5日はフィゲロアの試合だ。フィゲロアはWBAスーパーバンタム級王者だった21年5月、WBC同級王者のルイス・ネリと統一戦で戦い、7RにボディでKO勝ち、WBA・WBC世界統一王者となった。
　同年11月にスティーブン・フルトンと試合し競り合うも2-0の判定負け。王座陥落した。最後に試合をしたのは、23年3月4日、WBC世界同級2位のマーク・マグサヨと対戦し、12回3-0の判定勝ちを収め暫定ながら2階級制覇を達成。1年2ヶ月ぶりの試合となる。

　今回は初防衛戦となり、相手は元WBO世界スーパーバンタム級王者ヘスス・マグダレノ（32=米国）。昨年4月に現WBA世界フェザー級王者レイモンド・フォードと、WBA世界フェザー級挑戦者権を争い判定負けして以来の試合となる。

　フィゲロアは試合前のインタビューで「戦うのが待ちきれず、うずうずしている。僕は危険な戦士で、勝つためにあらゆる手を使う」と意気込む。
　3日にSNSにアップした画像では、試合2日前の絞り切ったボコボコの腹筋を披露し「計量で会おう！」と待ちきれない様子だ。井上vsネリ戦の1日前のこのタイトル戦、WOWOWで生中継される。

 

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