2024/05/10（金）UP
（最終更新：2024/05/12 06:55）

瓜田純士（左）と黒石高大、が対戦決定

　6月2日（日）に東京・アリーナ立川立飛で開催される1分間格闘技大会『BreakingDown12』のオーディション動画の第3弾が9日公開され、アウトサイダー出身で昨年11月に敗退し引退していた“濱の狂犬”黒石高大（37）が復活、瓜田純士（44）と本戦で対戦が決定した。

【フォト＆動画】黒石と瓜田が向かい合う。黒石が前回ダウンした瞬間も

　オーディションで審査員を務める瓜田は「ちょっといいですか。会場にひとり呼んでいるヤツがいて通していいですか」といい「たかひろ（高大）」と呼び寄せた。

　登場した黒石、瓜田が「ありがとう」というと黒石も「ありがとうございます、押忍」と頭を下げた。

黒石は昨年11月、延長判定で敗れ引退

　瓜田は「前回（試合で）、彼は引退をかけて試合をしたじゃないですか？　実はあれからずっと引っかかっていて、彼の試合の後に”本当に引退でいいの？”と何回か確認して聞いたよね？　すると彼（黒石）のほうは、まだ全然燃え尽きてないと。それで今後、ブレイキングダウンでもう一度やりたいのかっていう意思確認をしたかった。みんなの前で」と説明した。

　黒石は昨年11月23日の『ブレイキングダウン10』でアウトサイダーvs喧嘩自慢の4vs4戦に参加、アウトサイダー勢は負けたら引退という条件で行われた。黒石は新鋭・安藤叶華と対戦。
　試合は延長にもつれ、安藤の右オーバーハンドがヒットし、黒石がダウン。反撃に出る黒石だったが判定負けとなった。対抗戦は濱の勇二、関谷勇次郎、啓之輔らが勝利し3-1とアウトサイダー勢が喧嘩自慢勢に勝ち越しとなったが、負けた黒石のみ引退となった。

　黒石は試合後インタビューで「ダメージはぶっちゃけ無いし、やりながらでも勝てるなって気持ちだったんですけど結果が全てですし、1回ダウン取られちゃったら取り返せないんだなって。難しかったですね。まあ、しょうがないです」と悔しさを露わにしていた。

　黒石は瓜田に呼ばれた今回のオーディションで「正直、やりたいはやりたいです。ただ、引退かけるって自分で言って、それで“やっぱり引退したくないです”はかっこ悪すぎるんで、それがずっと心には引っかかってます」と本心を語る。瓜田は「彼はアウトサイダーで活躍した選手。それが自分の言ったことに縛られてこのまま下がっちゃうのはもったいない」とし「俺とやらない？」と瓜田は黒石に対戦を呼びかけた。

瓜田と黒石が向かい合う。対戦が決定した（朝倉未来Youtubeより）

「俺は記者会見で高大に喧嘩売った過去がある。アウトサイダー旗揚げ戦から一緒じゃん」「俺は今ちゃんと練習している。黒石高大と闘うことで1回引退を撤回してもらえたらな」と投げかけると、黒石は「それでいいんですか？本当に」と、朝倉未来はじめ審査員に問いかけた。すると溝口COOは「前回の引退マッチは引っかかっていたところがある。いろんな人とも企画を話し合ったが。視聴者に甘いと言われるかもしれないけど、未来くんとも話し合って、“黒石さんを何とかしたい”と彼（朝倉未来）の口からも出ていて。僕らの考えは瓜田さんと同じです」と黒石復帰を認めた。そして朝倉は「いいカードですね、決定です」と瓜田vs黒石が決定。瓜田は「恨みも何もないけど本気でやろう」と黒石と向かい合い握手した。

　瓜田と黒石は22年11月の『BreakingDown6』の前日会見で、『BreakingDown』vs.『アウトサイダー』全面対抗戦の会見に移った時、瓜田が突然乱入、黒石に喧嘩を売っていた。高石の前でマイクを握ると、「お前、インスタライブでいろいろと言っているみたいだけど、一つだけ言わしてくれよ」と怒り口調で話し始めた。